知って得する水回りリフォームコラム
【高齢者向け】使いやすい浴室のリフォーム
浴室は家の中でも特に転倒などが起こりやすい場所です。高齢者が安心して使えるようポイントを押さえてリフォームしましょう。
↓ 5つご紹介します ↓
1.出入り口の段差をなくす
浴室と脱衣所をつなぐ出入り口部分の段差を解消することで、高齢者の転倒リスクが軽減します。
2.ドアは引き戸もしくは折れ戸タイプにする
ドアはできるだけ広めに間口を確保して、引き戸もしくは折れ戸タイプにするようにしましょう。開きドアの場合、万が一高齢者が浴室内で転倒して動けなくなった際に、ドアが高齢者の体に当たってしまってすぐに救助ができません。引き戸、折れ戸タイプであれば何かがあってもすぐにドアを開けることができるのです。
また、ドアのガラスには樹脂ガラスの利用をおすすめします。樹脂ガラスは一般的なガラスより割れにくくなっているので、ガラスが割れて破片が飛び散る危険が小さくなります。
3.広さを確保し手すりをつける
浴室の面積はできるだけ広めにとるようにしましょう。ひとりで入れるのなら多少狭くても問題ありませんが、介助などが必要な方の場合、介助が一緒に入れるスペースが必要になります。車椅子を利用している場合は、最低でも1.5坪ほどのスペースがあるのが理想です。
また、浴室内には手すりを設置して、高齢者が立ち上がったり浴室に入ったりする時などの転倒リスクを軽減させましょう。出入り口付近・浴槽の脇(中)・鏡の横などに設置しておくと安心です。
4.浴室暖房などの設備を設置する
ヒートショックなどを防ぐため、浴室暖房などの暖房設備を設置するといいでしょう。入浴前に浴室内を温めておくことで冬場の気温差を小さくすることができます。
また、呼び出しブザーを設置すると浴室で何かあった時に、すぐ家族を呼び出せ安心です。
5.浴槽は低めにする
高齢者にとって、一般的な浴槽は使い勝手があまりよくありません。浴槽のふちを広めにし、高さ40センチほどにしておくと、ふちに腰かけながら浴槽に入ることができるので高齢者も安心です。